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各職種案内

 

造園

 日本の庭園の歴史は古く、大和朝廷の時代からすでに造園されてきた。京都に都が遷都され、平安時代に入ってから、その日本庭園の技法は確立する。京都の美しい良好な自然環境は庭園に必要な庭石・庭木・砂・灯龍など、素晴らしい庭園材料を産出し、千年の都の歴史とともに他に類をみない洗練された庭園が発達し、発展してきた。しかし連綿として受け継がれてきたこの造園技術もその空洞化が進み、技能・技術の伝承に多くの課題を抱えているが、誇り高く格調高い日本文化の粋、庭園技術が永く後世に受け継がれるべく多くの期待が寄せられている。

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石工

 日本で石の使用が大規模になるのは、古墳時代に石室や石棺が多数造られるようになって以来である。さらに、仏教建築の導入とともに、礎石・石塔・石像・灯龍・基壇に石材が加工使用された。基壇は、正規のものは、壇上積といわれ、側面を石で覆い、上面は石・瓦で舗装されている。内部は粘土などで初期のものは一層数センチ毎の厚さで積み上げられていた。

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組物(斗栱・斗組)

 柱の上に乗って屋根部分の重量を支えながら、少しでも軒桁を外に持ち送り、深い軒を得る機能を持つ。基本的には、斗と肘木を交互に組み合わせることにより構成され、他に尾垂未と支給が加わることもある。既に飛鳥時代に仏教の伝来とともに大陸の建築様式が伝えられ広く使用されたようである。斗批の形式により、和様・禅宗様・大仏様と以上が合わさった折衷様がある。

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素屋根

 建物の修理中、風雨からの保護のために上部に覆い屋として架けられる。骨組みは主に丸太と金属系(鉄骨・単管・ビテハに分けられる。丸太では、接合邦には加工を施さず、縄・針金かどで緊結する。今日では、金属系材料の使用が簡単であるが、文化財関係では、技術保存の観点から丸太の使用がなされていることが多い。

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漆・丹塗り

 丹塗りは日本においては、仏教伝来とともに仏教建築に使用され、その後、一般に広がった。顔料は、鉛丹(四三酸化鉛)、来(硫化水銀)等、浜村は膠を使用する。漆塗り・丹塗りは社寺建築の重厚さと趣きを一層際立たせる。



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瓦葺屋根

 瓦は、古代に寺院建築と共に中国から伝来した。社寺に使用される瓦は、本瓦と、桟瓦の二種類で、本瓦は、古代より現在まで、主に寺院建築に用いられ、平瓦と丸瓦を交互に並べ、屋根を雨や風から護る。重量は1uあたり200kgにもなる。桟瓦は、江戸時代に、屋根の重量を軽くし、街の防火をはがるために考案されたと言われている。現在でも、住宅を中心に社寺建築他でも使用される波形の瓦で、重量は1uあたり70kgから100kgに及ぶ。

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茅葺屋根

 一般にススキ・葦・藁・笹など草で葺いた屋根を茅葺屋根という。縄文時代から屋根の材料として茅が用いられ、今日まで伝わる屋根材料としては、最も古いものである。現在においては、20年ごとの葺き替えが、近年の地縁・血縁による共同体の崩壊による人手不足と、材料の入手難、および建築様式の変革により急速に失われている。

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柿・木賊葺屋根

 柿とは、本の削り板のことで、古代では長い仮を屋根付として用いた。柿仮は厚さ1分ほど、幅3寸ほど、長さ6寸から1尺3寸。付は、杉・根・檜などで、主に社寺建築に用いる。
 他に板の犬きさの違いで、木賊葺(木賊板は厚さ1分半から2分ほど、幅は3寸5分程度、長さ1尺1、2寸)と、梱葺(梱板は厚さ3分から1寸、幅は3寸から5寸、長さ2尺以内)がある。

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塗り壁

 日本の建造物における土壁の使用は古墳時代に始まる。また寺院建築において、下地・荒壁・中壁・上塗・白土の上塗りという手順は仏教伝来時にまで道上れるようであり、その後高級建築物に使用されたが、一般住宅などには板壁や荒壁が多かった。安土桃山時代には、城郭建築に大量の白壁を使用し、茶道の普及とともに質素な色壁が考案され発達した。しかしながら、現在の建築技術の変革は本格的な左官技術の継承を難しくしている。

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 現在のような畳が使用されるようになるのは平安時代である。当時の、寝殿造住宅においては、人の座る所のみに使われた。鎌倉時代から敷詰めが始められ、室町時代以降徐々に一般化したが、庶民にまで普及するのは江戸中期である。
 古代・中世には、畳床の厚さ、畳縁の文様・色によって身分を表示することが行われた。その頂点にあったのが、天皇の玉座と神仏の前に置く半畳にのみ許された、繧繝縁である。

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耐火壁

 建築物の火災時に中に収められている文化財を保護するために、建物の内部に耐火構造の壁で耐火空間を造る。この耐火壁は、長時間の高温に耐え、かつ車内の温度上昇が内部の文化財に多大な影響をあたえない範囲で納まるよう造られている。

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放水銃

 景観の妨げにならないように、設置されている。火災時に対象物に対して放水する事により、鎮火と延焼を防いでいる。






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避雷針

 避雷針は、落雷から建物を護るために設置されており、落雷防止または落雷の大電流を直接台地に導く。かつては、大型の避雷突針を使用したが、現在は、棟の端に目立だない小型の突針を出し、棟全体を導体の網で覆う、避雷網に変わってきている。




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宮殿

 宮殿は、仏像や経巻を安置した仏堂を縮小した荘徴兵である。今日、宗派毎の違いがあり、また建築様式と同様、和様・禅宗様・折衷様のものがある。
 基本的には建築と同様に、木工・彫刻・漆塗り・彩色・錫金具等の各職種からなっている。





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京表具

 表具は表装とも呼ばれ、掛軸・額・巻物・屏風・襖などを作る工芸的な手仕事である。他の伝統的な工芸の多くがそうであるように表具も京都を中心として発達してきた。
 古くから芸術や宗教の中心であった京都では表具の需要が多く、質的にも高度なものが要求されました。また織物や和紙など材料にも恵まれ、加えて美的環境に育つ京都人の美意識に磨かれて優れた表具が作られた。現在も伝統的な手仕事、とりわけ高級な軸装・額装そして国の文化財の修復などは主として京都で行われている。
 このような「京表具」は、長い歴史を経て培われた技術と良い材料、洗練された意匠によって高い評価を受けている。

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錺金具

 錺金具は、建物の装飾・補強のために使用し、美しく彫金したものもある。金具の使用は、一般に桃山時代くらいから急に発展し、非常に美しく、種類も多様になってくる。使用箇所で、長押金具・高欄金具・引手金具・木口金具・破風金具・辻金具・根巻金具等がある。文様では忍冬唐草文・宝相華文・桐や菊・熨斗目等がある。



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コロタイプ

 オフセットなど通常の印刷が数色の点の集合により色彩や濃淡を表現するのに対し、コロタイプは現寸撮影のネガから色の数だけ販を作り、木板庇のように色を刷り重ねる方式である為、微妙な色の変化の再現を含め、極めて原本に近い複製の製作を可能にする。又、紙以外にも布、板など平面であれば素材を選ばず、特に和紙(鳥の子や雁皮)や絹本に描かれた巻物、古書面、古文書などの複製には最も適している。更に、コロタイプ用の硬質で粘着性の高いインキは、特に対光性に優れており、数十年間蛍光灯に晒しても褪色し難い特性を有している。

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