文化財の保護を目的として、昭和25年に「文化財保護法」が成立しました。その10年後の昭和35年にその成立10周年を記念して、文化財関係者のご努力により文友会は創立されました。
本会は、京都の社寺文化財の造営修繕保全作業に従事するもの及び各種物品を調達する特に優秀なる商工業者を以て組織されております。その会員は、石材・錺金物・木材・瓦・表具・社寺建築・数寄屋建築・茅葺・造園・左官・防災設備・畳・土木・耐火金庫・電気・漆塗・仏具・美術印刷・檜皮葺・柿葺・管工事等文化財を維持管理するための全ての業種を網羅しています。
本会は、史跡、文化財建造物、工芸品の見学、各種講演会等の研修会をとおして、会員相互の技術の向上と後継者の育成、社旗的地位の発展をはかり、今後も自己研鑽に励み、文化財保護の一翼をになっていく所存です。
去る2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波による被害につきまして、謹んでお見舞い申し上げます。また残念ながら犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様には心よりの悔やみを申し上げます。
今なお懸命の救助・復旧活動を行われてる方々の安全をお祈りし、一日も早い復興を心から願っております。
文友会では、この度の大震災に関して出来る限りの支援と協力に務めたいと考えております。
※2011年6月17日 情報追加※